みなさん、こんにちは。
ダメダメ心理師日本代表のcolonです。

一度、着ぐるみを着て心理検査やカウンセリングをしたいと本気で思っている、今日この頃です。

さて、先日の第2回公認心理師試験では発達障害の検査でけっこう細かいのがのっていましたね。

みなさん、わかりましたか?

(*´▽`*)ワタシ、ワカンナカッター。

ところが、最近買った神経心理学的検査の本を読んでいるうちに、試験に出ていた検査がちゃんとのっているのを発見してしまいますた。

それが、こちら。

神経心理検査ベーシック 
武田勝彦・山下光 編集 中外医学社 5,280円

この本は今年(2019年)5月に出版されたのですが

いやー、すんばらしい。(*´▽`*)

今年の試験前にこの本を知っていれば、もっと早くにみなさんに紹介して、点を積み増しすることができたのに…。

私は以前のエントリでもいくつか神経心理学的検査の本を紹介していました。

神経心理学的アセスメント・ハンドブック第2版でキュン死♡

もちろん、ここで紹介した本もすばらしいのです。

しかし、神経心理検査ベーシックは先発の本と一線画しているところがあり、これがとてもいいのです。

♡神経心理学ベーシックのいいところ♡

疾患と検査のつながりを詳しく書いている

先発の本は、心理検査のことは詳しく書かれているけど臨床での使い方があまり書かれていなかったり、疾患のことは詳しく書かれているけど心理検査のことはあまり詳しくなかったり、と一長一短ありました。
その意味で、決め手が弱かったことは否めません。

その点、神経心理検査ベーシックは、疾患、病理、そして必要な検査、背景まで、心理検査の基礎知識から実践までの一連の流れがわかりやすく書かれています。

②小児・児童の心理検査が詳しい

これまで心理検査が書かれている専門書は、成人の精神疾患だけだったり、小児の発達障害だけだったりというように、成人と小児の問題と検査が別々に書かれていることが多かったです。
そのため、両方の検査を勉強をするには精神医学と小児の両方の本を買う必要がありました。
また、本も執筆者も別々になっているため、小児から成人への流れがいまいちわかりにくい、というところがありました。

しかし、神経心理ベーシックでは成人(認知症、高次脳機能障害など)から小児(発達障害など)まで幅広くカバーしています。
主要な心理検査もただ名前を紹介するだけではなく、内容や実施方法などが詳しく載っています。
成人も小児もカバーし、なおかつ心理検査の内容も詳しくのっている本も珍しいのではないでしょうか。

(第2回公認心理師試験で出ていたConners3やVineland-IIもしっかりのっていました)

標準精神医学第7版は疾患の知識が充実している一方、心理検査や精神症状評価尺度はさらっと紹介する程度でした。
なので、よく知らない検査はこの本で知識を補うと、かなりいい対策になるのではないでしょう。

また、「記憶とは?」「遂行機能とは?」という基本的な言葉も詳しく説明されているので、神経心理についても学ぶことができます。
当然、臨床にも耐えうる内容なので、合格した方も買っておいて損はない内容だと思います。

のっている検査は?

これだけでは、判断できない方もいらっしゃると思うので、今回も収載されている心理検査の一覧を作りました。
検査内容、実施方法など、詳しく書かれているものと、名前だけの紹介のものがあります。
詳しく書かれているものは*をつけました。
購入の際に参考になればうれしいです。

利き手検査

・エジンバラ利き手質問紙(Edinburgh Handedness Inventory:EHI)*
・H.N.きき手テスト*
・FRANDERS(Flinders Handedness Survey)*

意識障害の評価

・JCS(Japan Come Scale)*
・GCS (Glasgow Coma Scale)*

記憶の検査

・WMS-R(ウェクスラー記憶検査改訂版)*
・ROCFT(Rey-Osterrieth Complex Figure Test:Rey-Osterrieth 複雑図形テスト)*
・AVLT(Rey’s auditory verbal learning test:reyの聴覚性単語学習検査)*
・BVRT(Benton visual retention test:ベントン視覚記銘検査)*
・RBMT(The Rivermead Behavioral Memory Test:日本版リバーミード行動記憶検査)*
・SP-A(Standard verbal peired-associate learning test:標準言語性対連合学習検査)*

注意・意欲の検査

・CAT(Clinical Assessment for Attention:標準注意検査法)*
・CAS(Clinical Assessment for Spontaneity:標準意欲評価法)*

遂行機能の検査

・FAB(Frontal Assessment Battery)*
・BADS(遂行機能障害症候群の行動評価)
・ストループテスト*
・WCST(Wisonsin card soting test:ウィスコンシンカード分類検査)*
・ハノイの塔*
・Vygotsky test(ヴィゴツキーテスト)
・TMT(Trail Making Test:トレイルメイキングテスト)
・Word Fluency(語流暢性検査)
・Idea Fluency(アイデアの流暢性検査)
・Design Fluency(非言語性の流暢性検査)

知能検査

・WAIS、WAIS-R、WAIS=III、WAIS-IV(ウェクスラー知能検査)*
・JART(Japanese Adult Reading Test)*
・Kohs(コース立方体組み合わせテスト)*

認知症の検査

・MMSE(Mini-Mental State Examination)*
・HDS-R(改訂長谷川式簡易知能評価スケール)*
・MoCA-J(Montreal Cognitive Assessment日本語版)*
・ADAS-J cog.(Alzheimer’s Disease Assessment Scale 日本版)*
・CDT(Clock Drawing Test)*
・CDR(Clinical Dementia Rating)*
・NPI(Neuropsychiatric Inventory)*

失語症の検査

・SLTA(Standard Language Test of Aphasia:標準失語症検査)*
・WAB(Western Aphasia Battery:失語症検査日本語版)*

失行の検査

・SPTA(Standard Performance Test for Apraxias:標準高次動作性検査)*
・BIT日本語版(Behavioural Inattention Test日本版)

失認の検査

・VPTA(Visual Perception Test for Agnosia:標準高次視知覚検査)*

小児の検査

・遠城寺式・乳幼児分析的発達検査
・津守式乳幼児精神発達診断法
・KIDS乳幼児発達スケール
・新版K式発達検査2001
・田中ビネー検査Ⅴ
・WPPSI-III知能検査(Wechsler Preschool and Primary Scale of Intelligence-Third Edition)

・WICS-IV知能検査(Wechsler Intelligence Scale for Children-Fourth Edition)*
・WAIS-III(Wechsler Adult Intelligence Scale-Third Edition)
・WAIS-IV(Wechsler Adult Intelligence Scale-Forth Edition)
・日本版KABC-II(Kaufman Assessment Battery for  Children Second Edition)*
・DN-CAS認知評価システム(Das-Naglieri Cognitive Assessment System)*
・レーヴン色彩マトリックス検査(Raven’s Colored Progressive Matrices)*
・ことばのテストえほん
・PVT-R絵画語い発達検査
・国リハ式〈S-S法〉
・ITPA(Iinois Test of Psycholinguistic Abilities)
・ATLAN適応型言語能力検査(Adaptive Tests for Language Abilities)
・DTVPフロスティッグ視知覚発達検査(Developmental Test of Visual Perception)
・WAVES(見る力を育てるビジョン・アセスメント)
・S-M社会生活能力検査第3版
・Vineland-II適応行動尺度
・M-CHAT(Modified Checklist for Autism in Toddlers:乳幼児期自閉症チェックリスト修正版)
・PARS-TR(親面接式自閉スペクトラム症評定尺度テキスト改訂版)
・AQ日本語版自閉症スペクトラム指数児童用・成人用(Autism-Spectrum Quotient 日本語版)
・CARS-小児自閉症評定尺度(the Childhood Autism Rating Scale)
・ADHD-RS
・Conners 3 日本語版
・CAARS日本語版(Conners’ Adult ADHD Rating Scales)
・ASRS-V1.1
・LDI-R(Learning Disabilities Inventory 改訂版)
・STRAW-R(改訂版 小学生の読み書きスクリーニング:Screening Test of Reading and Writing for Japanese Primary School Children 改訂版)*
・URAWSS II(小中学生の読み書きの理解:Understanding Reading and Writing Skills of Schoolchildren II)
・URASS-English Vocabulary
・ELC読み書き困難児のための音読・音韻処理能力簡易スクリーニング検査

…こんな感じでしょうか。

きっと、この本も公認心理師試験対策で活躍してくれるでしょう。

ということで、今日もくだらない内容ですた~。

あははは~。(*´▽`*)